チーズフェスタWEB

チー1グランプリ2016
地域選抜作品の郷土料理及びご当地食材の解説
一般社団法人栄養改善普及会
北海道 ちゃんちゃん焼きベイクドポテト
郷土料理 鮭のちゃんちゃん焼き

ちゃんちゃん焼きは鮭などの魚とキャベツ、玉ねぎ、長葱などの野菜を鉄板で焼いて、味噌に日本酒、砂糖、みりん等を合わせて味付ける漁師町の名物で、北海道を代表する郷土料理。

ちゃんちゃん焼きの名の由来は諸説あり、「ちゃっちゃっ」と作れるからと言う説や、「ちゃん(お父さん)」が作るからという説などがある。

北海道 モッツアレラチーズの冷たいイカ煮
食材 イカ

スルメイカは、1989(平成元)年8月、函館市の魚に制定された。函館の朝の食卓ではいかの刺し身が並び、生姜醤油でたべる。また、市民によって制作された「いか踊り」は、夏の一大イベント「函館港まつり」や盆踊りなどの場で踊られる。

郷土料理 イカ飯

イカの中に生米(うるち米・もち米)を入れて甘辛く煮た北海道渡島地方の郷土料理。函館本線森駅の駅弁調製業者だった阿部弁当店(現在のいかめし阿部商店)が、第二次世界大戦中の1941年、戦時体制による食糧統制で米が不足していたために、当時豊漁だったスルメイカを用いて米を節約しても作れる料理として考案した。ソ連の侵攻に備えて北海道に配置された若い兵士たちに、もち米入りで腹持ちが良いと評判を呼んだという。1966年に京王百貨店で『第1回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会』が行われ、阿部弁当店はこの大会にイカ飯を出品し、第2回には売り上げ1位となり、「駅弁大会」の常連となった。これによって「イカ飯」は徐々に森町名物あるいは北海道名物として全国的に知られるようになった。

山形県 チーズたんぽ~2種の餡をのせて~
郷土料理 たんぽもち

たんぽもちは、高畠町の郷土料理。柔らかめに炊いたうるち米を木の串につけて、胡桃味噌をぬっていろりで焼き色をつけて食べる。いわれは、昔炭焼きの人が、冷たいご飯をおいしく食べるために串にこねつけて焼いて食べたのがはじまり。名前の由来は木の棒にうるち米をまきつけ、くるみ味噌を塗った形が槍のたんぽに似ているところからという。

郷土料理 ずんだ

「ずんだ」は枝豆またはそら豆をすりつぶしたもので、東北地方での呼び名。このほかに「じんだ」「じんだん」とも呼ばれている。塩、砂糖などで調味して餅のあえ衣にする。

山形県 クリーミーしそ巻き
郷土料理 しそ巻き

山形県の各家庭では畑で摘んできた「しその葉」に、特製の砂糖味噌とクルミやゴマを混ぜたものを巻いて、カラッと揚げて食べる。

東北地方の「しそ巻」は青ジソで巻いて揚げたり焼いたりしたものが一般的で、クルミや小麦粉を味噌に混ぜるため、食感がやや固めとなる傾向がある。味付けは甘めのもの、甘辛いもの、辛めのもの、ピーナツ入り、梅入り、ゴマ入りなどさまざまである。おかず以外におつまみやお茶請けにも利用されている。また、遠州地方にも味噌風味の「しそ巻」がある。

長野県 チーズと野沢菜の冷製そば
食材 信州そば

信州そば(しんしゅうそば)は、一般的には長野県で作られるそばの総称と考えられている。なかでも長野県信州そば協同組合では、そば粉を40%以上配合した良質の干しそばを商標登録した信州そばとして認定し、ロゴマークの使用を許可している。信州は古来そばの名産地として知られている。

食材 野沢菜漬け

宝暦6年(1766年)下高井郡野沢温泉村の健命寺八代住職晃天園瑞和尚が、京都遊学の折、天王寺蕪(かぶら)の種を持ち帰り、それを寺内の畑地に蒔いたものが今日の野沢菜になったと伝えられている。

野沢菜漬には浅漬と古漬がある。浅漬は収穫から2~3日で漬込み出荷されたもので、スーパーなどで販売されている野沢菜漬の多くはこの浅漬だ。一方、古漬は収穫した野沢菜を塩漬して乳酸発酵を促進させ、べっ甲色になるまで漬け込んだもので、多少酸味がある。野沢菜はよく水洗いした後、重量の3~3.5%の塩で漬け込む。また、お好みにより塩以外にも、唐辛子・昆布・煮干し・柿の皮・酒等を入れたものがある。

食材 わさび

アブラナ科、ワサビ属で日本原産の多年草植物。栽培法には山間地の湧き水や清流の流れる渓流で栽培される沢わさびと、湿気の多い涼しい土地の畑で栽培される畑わさびがあり、植物分類上は同じ種類。沢わさびは水温が8~18℃で生育し、最適温度は12℃~13℃。盛夏でも16℃以下であることが望ましく、澄んだ豊富な水量を必要とすることから、日本でも限られた場所でしか栽培できない。匹見ワサビ(島根県益田市)、安曇野ワサビ(長野県安曇野市)、有東木ワサビ(静岡市)は日本三大ワサビと呼ばれている。

東京都 濃いミックスジュース
食材 東京産牛乳

東京都地域特産品認証食品として東京都多摩地区酪農家から集乳した東京産の東京牛乳。

岐阜県 朴葉モッツアレラ味噌
郷土料理 朴葉味噌

朴葉味噌(ほおばみそ)とは、飛騨(現在の岐阜県北部)高山地方の郷土料理で、自家製の味噌にネギなどの薬味、椎茸などの山菜・茸をからめたものを朴の葉に載せて焼き、ご飯に乗せて食する。信州(現在の長野県)でも、旅館や食堂でよく出てくる。

朴葉はホオノキの大きな葉で、古くから食器代わりに食物を盛るのに用いられてきた。芳香があり、殺菌作用があるため、食材を包んで朴葉寿司などに使われる。また、落ち葉となった後も比較的火に強いため、味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌、朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用される。

富山県 五箇山豆腐とチーズの揚げ出し
食材 五箇山豆腐

五箇山の澄んだ水と地場の大豆を使用した昔ながらの五箇山豆腐は、縄でしばっても形がくずれない堅さが特長で、刺身、冷奴や田楽が楽しめる。

堅豆腐を作る地域としてしては、加賀地方(石川県)の白山麓の旧・石川郡白峰村(現・白山市白峰)の石豆腐や、富山県五箇山の岩豆腐はよく知られている。五箇山(ごかやま)は、富山県の南西端にある南砺市の旧平村、旧上平村、旧利賀村を合わせた地域を指す。赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷の5つの谷からなるので「五箇谷間」となり、これが転じて「五箇山」の地名となった。

兵庫県 ぎょうざピッヅァ
食材 淡路島産玉ねぎ

淡路島たまねぎの美味しさの特徴は、「あまい」こと「やわらかい」こと。普通のたまねぎに比べ糖度が4%高い。

京都府 賀茂ナスのチーズ味噌田楽
食材 賀茂ナス

賀茂なす(かもなす)はナスの一品種で、京都の伝統野菜、およびブランド京野菜に指定されている。ナスの中では大型の丸なすで、正円形で直径12〜15cmで、200〜350g、大きいものは1kgを超える。果皮は柔らかく黒紫色で、一般的な千両なすなどと比べると、肉質は緻密で弾力があり、硬く歯ごたえの良いのが特長。

福岡県 高菜inやきもチー
食材 高瀬産高菜漬け

高菜はカラシナの一種で、葉や茎は柔らかく辛味があり、高菜漬けには当座漬けと保存漬けがある。

瀬高産の高菜は、高瀬町で栽培された三池高菜という種類。地元のメーカーでは、木樽に一株一株ていねいに塩とウコンをくわえながら手作業で漬け込む。木樽で漬けた高菜は酵母が活性化し、乳酸菌を多く含んでいるので、上品な風味と歯ごたえの美味しい高菜漬けになる。

熊本県 簡単チーズれんこん揚げ
郷土料理 からしれんこん

からしれんこんは熊本の一般家庭で正月などに昔から作られてきた郷土料理。ゆでた蓮根の穴に辛子味噌を詰めて黄色(卵黄・クチナシの実)に着色した衣(ソラマメの粉と小麦粉)をつけて天ぷらにしたもの。

江戸時代、藩主の細川忠利が病弱だったため、滋養強壮を目的とした献上品として作られたのがはじまり。からしれんこんの切り口が、細川家の家紋「九曜紋(くようもん)」に似ていたため、しばらくは門外不出の料理だったが、明治時代に入ってから一般に製法が広まったとされる。

CONTENTS