「いももち」は、北海道を代表する農産物のじゃがいもを使い、家庭で手軽につくれる郷土料理として浸透している。地域によっては、「いもだんご」とも呼ばれている。北海道以外にも岐阜県、高知県、和歌山県などにも「いももち」が存在するが、地域によって使用する芋の種類やつくり方は異なる。明治の開拓時代、「いももち」は開拓者たちの貴重なエネルギー源として重宝された。その調理の手軽さから庶民的な料理として広まっていった。戦時中や戦後の食糧難の時代にも食べられ、現在は北海道の定番おやつとして、大人から子どもまで広い世代に親しまれる。【出典:農林水産省Webサイト うちの郷土料理より抜粋】
「北海道十勝熟成黒にんにく」は、徹底した温度・湿度管理が可能な、JA十勝清水町の工場で製造されています。原料となるにんにくは、収穫後、35度前後で1ヶ月程度乾燥し、マイナス2度の冷蔵庫で貯蔵されます。加工前の選果では、根を切り、おおまかに皮をむき、下部を研磨。とても手間のかかる作業ですが、この工程は全て手作業でおこなわれます。丁寧に仕上げられたにんにくは、収穫の時と比べ、とても奇麗な白いにんにくとなります。皮を剥くそして、いよいよ黒にんにくの熟成工程です。まず原料を30日間、65~70度で熟成させます。その後、さらに庫内から出して、3週間の自然熟成をおこないます。この段階にきてやっと、強い匂い、辛味成分が抜け、にんにくが本来もっている甘味が味わえるようになります。玉ねぎを炒めて甘味を出すイメージです。生産から加工まで、JA十勝清水町の一括管理のもと、添加物を一切使わない「北海道十勝熟成黒にんにく」が誕生します。【出典:JA十勝清水町】
北海道は酪農が盛んで、生乳の生産量は、全国1位です。北海道産の生乳から作られたバターもいろいろとあります。
ホースラディッシュ。からしやわさびに似た辛みと香りがある。鼻にツーンと抜ける刺激的な辛さが特徴。本わさびの1.5倍の辛さ。
福島県南会津郡の特産品で、糖度が高く、身が引き締まったしっかりとした食感が特徴のトマトです。「南郷トマト」は夏秋トマトの代表として7月下旬~10月下旬まで生産されており、南会津特有の気候と高い標高、昼夜の気温差が「良好な味と品質」を生み出しています。昭和37年旧南郷村(現南会津町南郷地区)で初めて栽培が始まり、発祥の地「南郷村」にちなんで「南郷トマト」と呼ばれました。【出典:南郷トマト生産組合HP】
「けいらん」は、秋仕舞いのごちそうの中でも人気のある料理である。椀の蓋を開けると白い卵形の団子が二つ浮かんでいる薄味のすまし汁で、団子が鶏の卵のように見えることから「けいらん」の名がついた。秋仕舞いの夜の酒盛りの際には一回り大きくつくった「けいらん」を茶碗一杯に盛り、にぎやかに食べるならわしもある。元は京都の料理で上方文化の伝承とともに旧南部藩に伝来したといわれ、現在では青森県下北地方、岩手県、秋田県の一部に伝わり、地域によってつくり方や味が異なる。【出典:農林水産省Webサイト うちの郷土料理より抜粋】
五平餅は、半搗き(はんつき)にしたうるち米を串に刺し、味噌や醤油ベースのタレをつけて焼いたもので、木曽・伊那地域のほか、岐阜県、富山県、愛知県、静岡県などの中部地方の山間部に伝わる郷土料理。様々な形のものがあり、「わらじ型」「小判型」「筒型」「団子状」などがある。中山道を境にして、北は団子形、南はわらじ形に大きく分かれており、細かく分けると10種類ほどあるといわれている。由来は、形が神道の祭祀で捧げられる「御幣」に似せて供えた、五平(若しくは、五兵衛)という人物が飯を潰して味噌をつけて食べた、約400年前に美濃の国から飯田へ峠越えして来た老人が伝授した、その老人の名が「五平」だったなど様々な説がある。起源は明らかではないが、江戸時代中期頃には既にあったといわれている。タレは、各地域や家庭によって様々だが、醤油・味噌ベースのタレをぬったり、季節によって、ごま、山椒、柚子などを加えたりもする。信州の特産品であるくるみをすりつぶしてつくる「くるみ味噌」は代表的な味で、素朴な味付けが信州らしい一品である。【出典:農林水産省Webサイト うちの郷土料理より抜粋】
江戸味噌は大豆とほぼ同量の米麹を使う、甘口の味噌です(米麹は多いほど味噌は甘くなります)。塩分はやや少なめ(10%前後)、色は濃い赤褐色をしています。そして、その外見からは想像できない、サッパリとしたクセのない味。【出典:東京江戸味噌HPより】
名古屋をはじめ、京都や小田原などが産地として知られる「外郎」。特に、戦後の物資不足の中で原料調達に奔走し、和菓子作りに取り組み、全国に向けて販売していた名古屋が有名だ。名古屋の外郎は米粉と砂糖を主原料に蒸して仕上げるお菓子で、もっちりとした食感とずっしりとした重量感が魅力。【出典:農林水産省Webサイト うちの郷土料理より抜粋】
里芋とお米を炊き上げてつぶし、一つ一つ丁寧に丸め、出来立てをそのまま食べるか、両面をこんがりと焼く。生姜醤油をつけ食べるか、冷めた場合は、もう一度焼いて食す。生姜醤油の他にも、ネギ味噌などをつけて食べる地域もある。いももちに使う里芋は、中津川市などが産地である西方(にしがた)いもという粘りの強いいもが良い。【出典:農林水産省Webサイト うちの郷土料理より抜粋】
瀬戸内の温暖な気候に育まれた「広島レモン」。レモンは一年中流通していますが、さわやか香りで果汁たっぷりのグリーンレモンや、まろやかな酸味と芳醇な香りのイエローレモンなど、時期による味わいの違いも魅力のひとつです。国産レモンのトップブランドである瀬戸田地域のレモン栽培は、明治時代から始まったと言われています。垂水地区には「レモン谷」と言われるシンボルスポットがあり、レモンのふるさと、国産レモン発祥の地を所縁とする日本一の産地です。また、「広島レモン」は、防腐剤を一切使用しておらず、果汁はもとより、果肉、果皮まで安心して丸ごと食されます。【出典:JA三原HPより】
通常の千両・筑陽に比べ、平均40cmと果実が長く、皮、実がやわらかい。風等によるキズがつきやすく、また果実が長いため、曲がりやすいといった栽培の難しさもあります。皮と実が特に柔らかい8月までは塩もみ等、9月以降の秋なすは油いためなど収穫時期によって違う料理が楽しめます。【出典:JA全農愛媛】
鹿児島へは1,700年前後に種子島島主・久基,山川の前田利右衛門が相次いで琉球より持ち帰り、栽培・普及に貢献し、その後の食生活史を塗り替えました。カロリーは米、小麦の3分の1程度で繊維質に富み、加熱しても壊れにくいビタミンCや、過剰な摂取塩分を体外に排泄する働きを持つカリウムを多く含んでおり、健康・美容食として注目されています。かごしまのさつまいもは,5月の超早掘りを皮切りにほぼ周年供給されています。現在は健全なバイオ苗100%利用で色も形もすぐれものです。見目うるわしいその姿のとおり、甘みがありホクホクした味わいは本場ならでは【出典:鹿児島県HPより抜粋】
山川漬が伝わる鹿児島県指宿市山川地区は、薩摩半島の南端,開聞岳の麓に位置し、昔から大根の栽培が盛んであり、冬でも霜が降りないことから、大根の干乾にも適しているところです。古い資料によれば,文禄元年(1592年),豊臣秀吉の朝鮮出兵に向けて山川港から出航する島津義久の軍船に,付近の農家が漬けた大根の漬物を食料として積み込んだと記されており,これが今日の「山川漬」であると考えられます。山川漬は、平成3年に「鹿児島県ふるさと認証食品制度」の対象とされました。鹿児島県の定めた基準に沿って審査・認証を行う機関である「鹿児島県山川漬協議会」は、歴史ある鹿児島の伝統食品の文化を継承して行きたいと考えて業務にあたっております。【出典:鹿児島県HPより】
豚味噌は、鹿児島県を代表する食材である豚肉と味噌を合わせてつくる料理である。奄美地域では、これらに加え、落花生、カツオ節を入れる。奄美地域では、古くから毛が黒い島豚が飼育されていた。かつては各家庭で1頭ずつ飼っていて、年末に屠殺され、貴重なタンパク源として食べられたという。そのため、どのような部位も無駄にしないために、年越し料理の「豚骨野菜」のほか、保存がきく「豚味噌」や塩漬け、炒め物や焼き物などにして、全てを余すことなく料理にした。また、奄美地域ではその温暖な気候から、独特の発酵文化をつくり出しており、特に味噌は奄美地域における代表的な調味料といっても良い。現在では県内全域で親しまれている。豚ばらのブロック肉をゆがいた後、一口大にカットしたら、粒味噌、砂糖(あれば島ざらめ)、カツオ節、落花生の粉とともに混ぜ合わせる。全体的に馴染んだら、ごはんなどと一緒に食べる。おにぎりの具にしたり、冷奴やうどんにのせたりと、食べ方のアレンジは豊富である。しばらく寝かすと、さらに味が馴染んで美味である。豚肉の部位や味噌の種類を変えると、また違った味わいの「豚味噌」も楽しめる。【出典:農林水産省Webサイト うちの郷土料理より抜粋】