鮭などの魚と野菜を鉄板で焼いたもの。北海道石狩地方の漁師町の郷土料理で、2007年農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、ジンギスカンや石狩鍋と共に北海道を代表する郷土料理に選ばれている。ちゃんちゃん焼きの名前の由来は諸説あり、・お父ちゃんが焼いて調理するから・ちゃっちゃと素早く作れるから・鮭を焼くときに、鉄板がちゃんちゃんという音を立てるから・仕事中の漁師が親方の目を盗み、浜でスコップを使い鮭を焼いて食べた際、ちゃんちゃんこで身を隠していたから・焚き火を起こすときの火打石の音から・出来上がるのが待ちきれず、おはしで食器などを叩いた音がちゃんちゃんと鳴っていた事からなどが伝えられている。【出典:農林水産省 日本の郷土料理図鑑 郷土料理のレシピ】
川で生れた鮭は、海へと下り、大きく成長して、再び生れた川へと帰ってきます。北海道では生れた川へと戻ってくる鮭を、海に仕掛けた大型の定置網で捕まえています。水揚げのピークは鮭が産卵のために戻ってくる9月・10月。この時期に漁獲される鮭は「秋鮭」と呼ばれ、北海道のほぼ全域で漁獲されます。また、鮭は、産卵時期以外でも餌を食べるために北海道沿岸を鮭が回遊し、定置網などで漁獲されています。産卵のために北海道に戻ってきた鮭を「秋鮭」と呼ぶのに対し、「時期を間違えて北海道に寄って来た」という意味から、5月~8月に漁獲される鮭のことを「ときしらず」又は「時鮭」とよんでいます。【出典:北海道ぎょれん】サケ(鮭)漁獲量の日本一は北海道で、全国シェアは90.8%です(2019年)。【出典:農林水産省による漁獲量調査】
北海道の小豆は、2019年産の国内シェアが約94%というように、生産量でも北海道がトップを走り続けています。【出典:ホクレン】
牛乳の生産量は、全国一位です(2019年)。北海道産の生乳を使ったクリームチーズが生産され、商品化されています。
南部せんべいは、八戸、二戸、盛岡など旧南部領では南部藩の野戦食として四百五十年も昔から焼かれ、食べられていました。保存も利くし、材料も身近にあるので、便利だったのでしょう。それに白い米など口にできない、貧しい農民にとって、かまどや囲炉裏で焼く蕎麦粉や小麦のせんべいは、主食としても大切な食料でした。お菓子らしいお菓子が全く姿を消した、終戦間もない頃でも、小麦と胡麻だけはどこからか集まり、材料集めの苦労らしい苦労はありませんでした。(小松シキ著『むすんでひらいて』より)それと、南部の暮らしに、せんべいは欠かせない物なんです。法事や祝儀に、せんべいは付き物ですし、そういえば、婚礼には、せんべいの上に赤飯を握って乗せ、近所の人に配り歩く習わしもありましたね。今でいう、オードブルのカナッペのようです。南部せんべいだから、イナカッペかな?お産のお見舞いにも、焼き麩とせんべいを届けるものと決まっていました。これに、玉子を何個か付けたら、これはもう、最高の立派なお産祝いで、貧しい時代だったかもしれませんが、暮らしは、温かかった、としみじみ思います。あんこや砂糖も無く、お菓子など無い時、かすかな味わいの胡麻の付いただけのせんべいが、ほんのりと、ごちそうめいていました。(小松シキ著『むすんでひらいて』より)【出典: 巖手屋】
スルメイカの水揚量は、青森県が日本一です。(平成17年農林水産統計)【日本の郷土料理図鑑】
平塚市岡崎地区特産のサトイモは、稲作の転作作物として水田で栽培されます。水路を使ったかん水が容易なため、実に水分がよく行き渡り高品質。ねっとりとした食感が市場から高評価を得ています。【出典:かながわブランド振興協議会】
鮮度を保つために土がついた薄皮を取らずに袋詰めしています。日持ちが良く、軟白部が長く柔らかいと消費者から評判。JA湘南管内のネギは、明治30年代から生産が始まったとされ、歴史の古い作物です。【出典:かながわブランド振興協議会】
二宮の落花生は明治5年(1872年)、横浜に蚕の種を買いつけに行った二宮の先人二見庄兵衛氏が、外国人から「南京豆」を数粒もらって栽培したのが始まりです。収穫しやすく、味がよいため、食用、搾油、食品加工の関係にも広まり、二宮の落花生の生産は大いに高まりました。明治41年には長野県主催の1府10県連合共進会において、農商務大臣から追賞され銀杯を受けました。その後の改良・育成・普及は目ざましく、落花生の生産は、県内のみならず千葉・埼玉・茨城・栃木など県外に広まりました。大正期になってからは、横浜からアメリカ方面へ輸出されるようになりました。長年にわたって培われた製品としての二宮の落花生は、今も町内に5軒の加工・販売の専門店があり、その味の良さでは根強い人気で、神奈川県の名産百選にも指定され、全国に知られています。【出典:二宮町商工会】
その希少さゆえに幻の大豆とまで呼ばれる「津久井在来大豆」をはじめとした神奈川県産原料、塩にはミネラル豊富な高級塩「海の精あらしお」を使用したとっても贅沢なお味噌です。昔から受け継がれてきた加藤兵太郎商店のクラフトマンシップの誇りをブレンドしてとっても美味しいお味噌になりました米麹にするお米も神奈川県産のものを使用し、麹歩合10割(大豆と同じ割合という意味)で米麹の甘さも主張するお味噌に仕上げました。大豆本来の甘さも加わり、熟成期間が長いにも関わらず甘さを感じるお味噌になっています。塩には伊豆大島で作られているミネラル豊富な高級塩「海の精あらしお」を使用しています。塩は神奈川県では作っていませんので、とにかく良い塩を追い求め、辿り着きました。この塩、塩化ナトリウム99%以上の食卓塩などと比べると明らかに旨みがすごい!この違いはお味噌になっても違いを生むと考え、この塩を100%使用することとし、とっても贅沢なお味噌に仕上げました。【出典:加藤兵太郎商店】
緩やかな傾斜があり水はけや土壌、気候など桃の生産に最適な条件が揃っております。それぞれの地域で、温室や露地栽培、園地の標高が300~800メートルまでと特徴をもった桃が生産されております。「日川白鳳」、「加納岩白桃」、「白鳳」、「浅間白桃」、「一宮白桃」、「川中島白桃」を中心に、さまざまな品種が栽培されています。【出典:JAやまなし】
愛西市特産レンコンは、天保年間(1830-1844)に、立田村(現在は愛西市)に導入されました。低湿地域の作物として栽培が広がり、現在では愛知県愛西市の特産品として、約300ヘクタールで栽培されています。品種は、主に早生品種「ロータスホワイト」、晩生品種「備中」が栽培されています。最近では「金澄」など、水掘収穫に適した品種も導入されています。【出典:農業水産局農政部農業経営課普及企画グループ】
愛知県の産出額は全国1位で、全国シェアの約20%を占めています(平成30年)。愛知県のキャベツ生産の歴史は、全国で最も古く、明治中期に名古屋市近郊で始まりました。土壌や時期に合わせて約30の品種と栽培方法を組み合わせて栽培し、10~6月までと長期の出荷を実現しています。【出典:JAグループ愛知】
みさきは、「とにかく柔らかい」ところが特徴のキャベツの品種です。形はたけのこのようにてっぺんが尖っていて、色は通常のキャベツと同じで黄緑色〜中心部にかけてクリーム色になっています。種まきから収穫が約48日と非常に早いので、収穫までスピーディなことと育てやすさから家庭菜園としても人気の品種となっています。通常のキャベツは1.2kg〜1.5kgほどの重さですが、みさきはだいたい1kgで収穫するので少しだけ小ぶりサイズです。葉が非常に柔らかいので口当たりが良く、生で食べるのがオススメです。しかしその柔らかさからすぐに割れてしまうという難点もあるため、スーパーなどでの流通は少なく、地域によっては入手が難しい品種でもあります。【出典:お役立ち!季節の情報局】
りんご栽培では温暖地である富山県に適した「ふじ」の栽培技術を確立するとともに、無袋栽培の普及促進により、果汁が多く糖度が高いといった評価を定着させ、「加積りんご」のブランド名で県内外に知られる産地。 たい肥等の有機質資材を活用した土づくりと化学肥料・農薬の低減を一体的に行う環境にやさしい農業にいち早く集団で取り組み、平成19年に組合員全員がエコファーマーに認定。平成20年には、りんごで全国2件目となる「地域団体商標<加積りんご>登録」、さらなるブランド向上に努めている。【出典:越中とやま食の王国 富山県農林水産部農林水産企画課】
「かたのルビー」(レッドムーン種)は、交野ブランド『カタノのチカラ』認定商品「カタノのチカラ」の一つで、煮くずれしにくく、きれいなルビー色の特徴をもつ、ほんのり甘いじゃがいもです。【出典:交野市ホームページ】
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた大阪府の御当地人気料理。小麦粉を水で溶いた生地にキャベツ、お好みの肉類や魚介類を入れて鉄板で焼き、上にドロっとした甘口のソースを塗り、お好みでかつお節、青のり、マヨネーズをかけて食べる料理。起源はよく伝わっていませんが、戦前から屋台で「洋食焼き」と呼ばれて親しまれており、当時1枚1銭で食べられたため、「一銭洋食」とも呼ばれていました。今では安くておいしい大阪の名物料理です。【出典:農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」】
瀬戸内海の中でも有数のタコの産地として知られる三原市。タコ飯をはじめ、三原市漁業協同組合のブランドタコ“三原やっさタコ”を使った「タコ焼き」「タコ天」などのタコグルメが豊富に揃っています。三原沖は瀬戸内海でも小さな島が多く点在しており、水温があまり変わらず、水質もきれいな海域。タコが好む餌がたくさん集まる岩場が多く、タコの絶好の棲みかとなっています。三原のタコは足が短くて太いのが特徴。高級食材であるエビ、カニなどを食べ、急流で必死に岩へへばりついていることから、身が引き締まっており、こりこりっとした歯ごたえが楽しめて、美味しいと評判です。【出典:広島観光連盟】
タコ飯はもともと漁師が船の上で獲れたてのタコをぶつ切りにして、ごはんに炊き込んで食べていた漁師飯。【出典:広島観光連盟】
下味の付いた鶏肉を食べ応えのある衣をつけた揚げ物。鶏肉を多く食べることで知られる大分県。2019年、総務省が都道府県庁所在地と政令指定都市を対象に、一世帯あたりの鶏肉年間消費量を調査したところ大分市が全国1位になった。大分県では、鶏肉を使ったまぜごはん「鶏めし」や鶏出汁の汁物「鶏汁」といったさまざまな鶏肉料理が食べられてきた。なかでも、唐揚げが有名だが、鶏肉を天ぷら粉で揚げた「とり天」も大分県全域にわたって広く親しまれている。鶏肉が高価な食材だった時代、家庭では衣がたっぷりついた「とり天」がつくられていた。厚い衣がかさ増しになり、家族が多くてもみんなで鶏肉を味わうことができる。「とり天」は、別府市内にある県内初のレストラン「東洋軒」が発祥だとされている。昭和初期、既存メニューの唐揚げが骨付きであったために女性が食べづらいだろうという気遣いから、骨のないもも肉を食べやすい大きさに切り、天ぷら風にアレンジしたのがはじまり。唐揚げより早く調理できて、サクサクと柔らかい衣は、またたく間に評判となり、やがて、さまざまな飲食店が「とり天」を提供するようになったという。【出典:農林水産省うちの郷土料理】
江戸時代に臼杵市で栽培が開始されたのが始まりと言われ、臼杵、竹田、豊後大野市などが主な産地です。カボスは全生産量の95%以上が大分県産。クエン酸、ビタミンCをタップリ含んだ天然のサプリメントとして注目を集めています。素材の味をいかす、まろやかな酸味とさわやかな香りが特徴。太陽の恵みと農家の愛情を含んだ大分かぼすです。【出典:The-おおいた大分県農林水産部おおいたブランド推進課】
大分県は、佐賀県、愛知県に次いで全国3位の生産量を誇るハウスみかんの産地です。温暖な気候に恵まれた風土を生かして、杵築市や国東半島沿岸部、津久見市、佐伯市などで主に栽培されています。ハウス内で温度や水分をこまめにコントロールしながら栽培されたハウスみかんは、ジューシーで甘みたっぷり。ハウスみかんは、寒い時期にハウス内を加温し、春と同じような環境を作ることで花を咲かせ、露地よりも早い時期に収穫を行います。栽培の過程で行う、水分の調整は味を大きく左右する重要な作業の一つです。中の皮が薄く甘みが濃縮したハウスみかんを作るためには、樹に水分ストレスを与えなければならないので、水分調整にこだわった管理がされています。丁寧な管理で栽培されたハウスみかんは選果場へ集荷され、光センサー選果機などを使って、糖度や酸度、色などを厳選したあと、機械と人の目で何重にもチェックされて全国へと出荷されています。【出典:The-おおいた大分県農林水産部おおいたブランド推進課】